「もしかして自分は毒親と共依存しているのではないか…?」
そのように思い、この記事にたどり着いたのではないでしょうか?
親の矛盾に気が付いているけど、離れられない。
共依存をやめたい。でも断ち切り方がわからない。
そんな悩みをかかえていませんか?
安心してください。
共依存かも?と疑問に思えている時点で、あなたは毒親の洗脳から抜けかかっています。
少し時間はかかりますが、ゆっくり共依存から抜け出しましょう。
こんにちは。おまーです。
私が母親が毒親だと気付いたのは30歳すぎたあたり。
それまでは仲良し親子だと思っていました。
毒親だと気付くのが遅れた理由は、母娘の共依存だったから。
この記事では体験談をもとに、
- 親子共依存の特徴とチェックリスト
- 毒親と共依存になる理由
- 毒親との共依存を断ち切る方法
などを紹介していきます。
共依存はできるだけ早く解決しないと、常に誰かに依存しないと生きていけなくなります。
依存体質をやめて幸せな未来を手に入れましょう。
親子共依存の特徴
共依存とは、お互いの心の境界線がなく支配し合って成り立っている関係です。
表面上は仲良し親子に見えることもあります。だからこそ気づくのが遅れます。
実際は親は子どもを暴力や言葉などで支配し、子どもは「親を怒らせたのは自分のせい」と自分ではなく親を守ろうとします。
支配され続けた子どもは自分の意志ではなく親の意思を第一に考えるようになり、自分の意志で行動できなくなってしまいます。大人になっても自分の意志で行動できず、親から離れることができなくなってしまうのです。
毒親と共依存かチェック!当てはまったら共依存の可能性あり
親と一緒にいることがつらいのに、親から離れることに罪悪感を感じていませんか?
親から自立して生きることは普通のことですが、共依存の場合は親の気持ちを優先してしまい、親から離れることができません。いつまでも自分の人生を歩むことができず、苦しいままです。
まずは共依存状態であるということが認めることが重要です。チェックしてみましょう。
子ども側のチェックリスト
- 親から離れることに罪悪感を感じる
- 親が怒っているのは自分のせいだと思ってしまう
- いい子でいれば親は認めてくれるから頑張ってしまう
- 親の代わりに親をやっている
- 「もういい」「勝手にしろ」「関係ない」と言われると見捨てられたようでつらい
- 自分の意見より親の意見を優先してしまう
- 親の顔色ばかり見て、親の感情を先読みして動いてしまう
- 親に反抗することは、ほとんどない
- 親の愚痴を聞く相手になっている
- 大人になっても自分で判断できないので親に相談してしまう
- 親に一日の出来事をすべて話している
- 親が大変だから、自分が守らなければと思う
- 離れて暮らしていても、何かあったら頼るのはいつも親
- 矛盾は感じているのに親は完璧な存在だと思っている
5個以上当てはまれば、親に依存している可能性が高いでしょう。
親側のチェックリスト
- 暴力、暴言で支配しようとしてくる
- 大人になっても子ども扱いするので対等になれない
- 親の言うことは矛盾だらけ
- 大人になっても異常に干渉してくる
- 常に他人の文句や悪口を言っている
- 親の理想通りでいるときだけ褒めてくる
- 親から離れようとすると怒ったり泣いたりして気を引こうとする
- 「子どもが一番大事」というわりには自分のことしか考えていない
- 子どもが動く前に先回りして動いてしまう
- 悲劇のヒロインを演じる
- 過干渉なわりにかまってくれない
- 友達も少なく趣味もないので子どもがすべてだと思っている
5個以上当てはまれば、親はあなたに依存しています。
子ども側のチェックリストも5個以上当てはまるのであれば、親子で共依存している可能性が高いでしょう。
毒親と親子で共依存になりやすい理由
生まれたときから共依存な訳ではありません。どのような過程で共依存関係ができあがっていくのでしょうか?
毒親に友達や趣味がない
夫と上手くいっていない・友達がいない・趣味がないなど、他に目を向けるものがない場合は特に子どもに依存しやすい傾向にあります。
そのため、「味方は子どもしかいない」「私には子どもしかいない」と思い込み、過干渉タイプの毒親が誕生します。子どもは「お母さんには私しかいない」と思い込み、共依存の関係が出来上がります。
親に思考を支配される
自分と違う意見を持つことを許さない毒親。暴力や暴言で反抗しないように教育します。。
「お母さんはあなたのために言ってる」
「だからお母さんの言った通りにすればよかったでしょ?」
こんなことを小さいころから言われていると
- 親は完璧な人間
- お母さんのいうことを聞いていれば間違いない
- お母さんのようになりたい
と思うようになり、親の言いなりになってしまいます。
親がいないと決断をすることができなくなり、共依存という形が出来上がってきます。
お前が悪いと言われて育つ
考え方を毒親に支配されていますが、100%ではありません。
学校や社会に出ると自分でいろいろなことを経験し自分なりの考えが出てくると、親の言っていることや行動に疑問が出てきます。
それを口にしてしまうと「親に逆らったお前が悪い」と怒りはじめます。
子どもは自分の意見を否定されるので、自己肯定感が低くなります。最終的には、「反抗した自分が悪かった」という思考になってしまうのです。
親の言葉によって自由を奪われ、離れることができなくなってしまいます。
親子の関係が逆になる
共依存は親子の関係が逆になっていることがあります。
子が親を守り、親が子に甘える。
普通は逆ですが、親は子が守らなくてはいけない存在だと植え付けられています。
- 大変なお母さんの代わりに、私がきちんと家の事をしないといけない
- 私が実家を出たら、お母さんが大変な思いをするかもしれない
- 将来親の介護は私がしないといけない
だから親から離れるわけにはいかないと思っています。
毒親に言われたわけではありません。
子どもは毒親に認められるために、親にとってのいい子になろうとします。
親に必要とされていることが喜びとなってしまっているのです。
親が子どもに依存をした結果、子どもは求められることで親に依存してしまうのです。
親が子どもに過干渉
孤独な毒親は子どもという存在に依存して生きています。
元々そこに愛情はあったのかもしれません。子どもが成長するにつれ、その愛情は形を変え支配に変わっていきます。
毒親は子どもの考えを支配するため、過干渉になっていき子どものやることに、あれこれと口出しをします。
「あなたはお母さんがいないと何もできない」
という考えを植え付け、支配し、自分から離れていかないように仕向けます。
子どもが親に反抗しない
反抗しないなんて、他人から見たらとてもいい子に見えますよね?
だから異常な関係だと気付きにくいのです。
犬は噛んだり吠えたりしないようにしつけしますよね?それと同じように反抗しないように教育されています。
噛みつけば、罰が待っているし、捨てられるかもしれない。だから反抗せずいい子でいるのです。
子どもも親がいないと生きていけなくなる
毒親と違う考えを持つことを許されない子どもは、次第に自分で考えることができなくなります。何かを決めるときは、親の顔色を窺うし、自分の意見をどう伝えていいのかわからないのです。
結果、子どもも親がいないと判断できないし、生きていけなくなるのです。
過干渉の毒親に育てられた娘は特に共依存になりやすいと思います。
- 息子は共依存になりにくいのか?
-
個人的な意見ですが、なりにくいと思います。
理由としては、大人になった息子は毒親と距離を取ります。母親は力ではどうしても勝てません。ごちゃごちゃ口出しすれば、どんどん息子は離れていく。毒親は黙るしか、繋ぎとめておく方法がないのです。
同性なのか異性なのかで、依存度は全然違うのではないのかなと思います。
それは男女の力の差だったり、性格の差だったりで変わってくるのではないでしょうか。
ただ、息子が共依存にならないわけではありません。
共依存=マザコンだと私は思っています。
息子の方が共依存になりにくいかわりに、共依存になったときの依存度は、娘の比にならないくらい深いものになるのではないでしょうか。
毒親との共依存をやめたい!断ち切る方法は?
親子そろって依存している共依存。共依存関係を断ち切る方法は親から自立するしかありません。
- 精神的にも経済的にも自立する
- 親の意見は聞かない。相談しない。
- 自分の意志を持つ
「親はいつか自分の気持ちをわかってくれるのではないか?」と期待してはいけません。自分が子どもを支配していたことに気づき、子どもの為に距離を置き自立する。そんなことができるなら毒親になっていないはずです。
だからあなたが自立しないと何も変わりません。
親は一人になっても大丈夫です。大人なんだから、なんとか生きていけます。
毒親から自立するために親の意見を聞いたり相談することはやめ、自分の意志を持ち、自分で判断できる訓練が必要です。
簡単にできることではありません。何年も自分で判断せず過ごしてきたのだから。私は今でも自分で決めることが苦手です。自分の言葉に責任を持たなくてはいけないので。でもやっと自分の人生を歩めている気がします。
親の心配より自分の心配をしましょう。このまま自立せずにいれば、親の次は配偶者や自分の子どもに依存し、あなたと同じ思いをさせることになります。
それは相手だけではなく、あなたも辛い思いをしていくことになりますよ。
毒親と離れるのは覚悟が必要
毒親は、子どもの自分に対する態度に敏感です。
反抗すると逆ギレしますがそれでも子どもが動じなければ焦りはじめ、今度はかまってちゃんになります。
- 最近調子悪いから死ぬかもしれない…
- 毎日つらいことばかり…
心配してほしいらしく、同情してもらおうとします。
しかしこれを無視すると、今度はまたキレはじめます。
- 誰が苦労してここまで育ててやったんだ
- お前にいくらお金かけてやったと思っているんだ
などなど。
いくつかの試練がありますが大丈夫です。
無視しましょう。
離れたほうがお互いのためです。
お互い自立しましょう。
共依存は、自分の親が毒親だと気付きにくいです。
もしかして?と思ったら、すぐに一度距離を取ってみてください。
びっくりするほど、歪んだ親子関係が客観的に見えるはずです。
毒親は話が通じません。
冷静に計画を立ててから行動しましょう。
見切り発車で行動すると、大変な目にあいますよ。
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